——先ほどのお話で、漢字の基準は王羲之を中心としているということでしたが、かなはどうですか。
神林:かなは平安時代からの流れで日本独自のものとして女手で書かれてきたものが手本になっています。それに近いものを習うという形です。
——漢字は中国のもの手本として、かなは日本のものを習うとして、それは合うものなのでしょうか。
神林:昔の展覧会では漢字とかなは別に扱われていました。仮名まじりの作品が扱われるようになったのは最近のことです。それまでは書道ではかなの部、漢字の部と分かれていました。
(聞き手/編集:加納佑輔|株式会社ソウサス意匠部)
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